【超重要】移植医療の4つの権利
こんにちは、ちびパパナースマンです。
このブログから、みなさんが正確な移植医療の情報を知ったうえで、少しでも日常の話題にあがれば……そんな思いでいっぱいです。
- このブログで述べる管理人の意見はあくまで個人としての私見です。所属するいかなる団体の立場も代表するものではありません。
- また認定資格の条件・役割より、臓器移植に関して"常に中立の立場"であること予めご理解ご了承いただきたく存じます。
今回は、タイトルの通り『4つの権利』は超重要ですよってお話です。
では、掘り下げていきますね。
データが示す現状
意志表示カードや移植医療って言葉は知ってる(聞いたことある)けれど、実際はあまり深く考えたり話し合ったりしていないという方が多いと思います...いや多いです。
上記の根拠は前回の記事を参照ください。
その理由としては、
・今のところ、自分ごとじゃないしなぁ〜
・話し合うって言っても、なんかよくわからへんし・・・
・なんか怖い
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数え上げればキリがないですよね(^_^;)
移植に関する『4つの権利』
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今回は、しつこいくらい『4つの権利』というワードを使います
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なぜなら、いまここで『4つの権利』を知っておくことが超重要だからです
4つの権利
- 臓器を「あげたい」
- 臓器を「あげたくない」
- 臓器を「もらいたい」
- 臓器を「もらいたくない」
そしてこれらはどの考え方も尊重されなければいけません。
この中で、臓器を「あげたい」という人から、「もらいたい」という人につなげることが「いのちのバトンを繋ぐ」=「臓器移植」です。
逆に、「あげたくない」人と「もらいたくない」人の意思も同様の権利として尊重されます。この権利を守ることも移植医療者の重要な役目です。
提供や移植について説得したり強要したりすることは誰にもできません。
なぜ今なの?
ではなぜ、この『4つの権利』をいま知っておくことが超重要かと言いますと、"実際に自分や家族(親戚)に移植が現実のものとして迫ってきた時≒あなたも家族もほぼ冷静な判断ができない時"に、「家族や親戚からの圧力を感じている」や、「断ることはいけないことなんじゃないかと思ってしまう(思わされる)」ことがあるからです。
少し話がそれますが、僕たちレシピエント移植コーディネーターの役割(業務)のひとつに「移植相談」があります。
僕たちは移植医療の最初の窓口となります。
ざっくりな表現になりますが、『初回診察前〜初回受診〜周術期〜移植後』に至るまでずっと一番そばに寄り添い続ける存在です。
これ以上この話を続けると今回の主旨から離れてしまうので、ここだけおさえて続きを読んでください。
(移植コーディネーターの種類や役割の詳細に関しては、今後のブログでお伝えしていきますね)
そんな僕たちが臨床で向き合う症例の中での一例をお伝えします。
「主人の腎不全治療で生体腎移植を選択しました。でも本心は、子どもたちにもしものことがあった時のために私(妻)の腎臓は残しておいてやりたいんです.....でも義母や主人の親戚からの圧力を感じて今日まで過ごしました。それにこの本心がいけないことなんじゃないかと思う自分もいるので誰にも言えませんでした」
(プライバシー考慮し、内容は変わらない範囲で言葉や表現は一部変更しています)
このお話に対する僕の解釈は控えます。
みなさんがそれぞれの思いで何かを感じとっていただければと考えます.....。
まとめ
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老若男女問わず、あなたには『4つの権利』があるんだということをどうか覚えておいてください。お願いしますm(_ _)m
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いつかどこかで臓器移植の話題があがればその時は、お子さんやご家族・ご親戚、お友達へもこの『4つの権利』をぜひお伝えくださいm(_ _)m
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